Teddy Saito's Objection
テディサイトウのオブジェクション
釧路新聞
キャンプの楽しみ方 フィッシングに関して |
カヌーツーリング 水の上を静かに進んでゆく気持ち良さ、水面を渡る風の心地良さ、ちょっとした瀬を下るスリル感と爽快感、自然と一体になる開放感などなど、カヌーの素晴らしさ楽しさを、あなたも実際に体験してみませんか。そこには、あなたを魅了し、虜にする世界が広がっているかもしれない。 釧路川、源流から河口まで一切、堰やダムのない日本では珍しい河川。カヌーイスト垂涎の的。上流部は瀬と淵が連続しながら蛇行する、中・上級者向け。下流部は湿原の中をゆったりと流れる、初心者向け。おすすめは下流部の湿原域、五十国から岩保木の間。途中、細岡カヌーステーションがある、ここで、上流、下流に分けても良い。ゆったりとした流れに身を任せ鳥たちの声に耳を傾けよう。目の前を、コバルトブルーのカワセミが横切っていったらきっと何かいいことがあるに違いない。他には別寒辺牛川の湿原域もなかなかよい雰囲気を醸し出している。 注意点がいくつかある。ひとつは安全管理。いくらゆったりとした流れといっても水の流れは複雑。初めて下るポイントでは特に注意が必要だ。地元のカヌークラブで情報を仕入れたり、ガイドを頼んだりしたほうが良い。もうひとつは自然環境への配慮。カヌーの良さはその静けさにある。騒いだり、大声を出したりするのはどうかと思う。また、むやみに野生生物の領域に踏み込むのも避けていただきたい。特に釧路川の右岸(特別保護地域)や水鳥の営巣地には注意が必要だ。 カヌーは単なる移動の手段ではない。スポーツとしてルールを守ることによってすばらしい体験と体感を得ることができるのだということを忘れないで欲しい。 お問い合わせは01548−7−3100(塘路ネイチャーセンター)までどうぞ。 |
© Earth
Circle Limited |